1丸い形をした物体。地球やビー玉、ボールなど、球状のものを指す一般的な語。
地球は宇宙から見ると青い玉のように見える。
子どもがビー玉を並べて遊んでいた。
水銀は常温で丸い玉になる珍しい金属だ。
粘土を丸めて玉を作った。
2汗や露などの小さな水滴。丸く光るしずくを指す表現。
額から汗の玉が伝い落ちた。
朝の草花には露の玉がいくつも光っていた。
冷たいグラスの表面に水の玉がついた。
3野球やサッカーなど、スポーツで使う球。特に野球では投手が投げる一球一球を指す。
あのピッチャーの玉は速くて打ちにくい。
サッカーで玉をうまくコントロールするのは簡単ではない。
卓球の玉が机の下に転がっていった。
4ラーメンやうどんなど、麺類の一人前を数える単位・表現。「麺一玉」のように使う。
すみません、替え玉をお願いします。
このラーメン屋では玉を増やすと少し値段が上がる。
5銃で発射する金属製の弾。銃弾を指す語(「弾」と書くことが多い)。
銃に玉を込めてから撃った。
床に空の薬莢と玉が散らばっていた。
6電球など、光を放つための丸いガラス製の器具。「電球」の意味で使われる(「球」と書くことが多い)。
玄関の玉が切れたので、新しいものに替えた。
この照明器具は玉を三つ使うタイプだ。
7眼鏡や望遠鏡などのレンズ部分を指す口語的な言い方。
眼鏡の玉が汚れていて、よく見えない。
双眼鏡の玉を拭いてから星を観察した。
8そろばんで数を表すために動かす丸いビーズ状の駒。
そろばんの玉を弾いて素早く計算する。
9睾丸を指す俗語。下品な言葉なので、フォーマルな場では使わない。
サッカーの試合中にボールが股間の玉に当たって彼はうずくまった。
10真珠や宝石のような、丸く美しい貴重な石。比喩的に優れたものを指すこともある。
祖母の指輪には大きな玉がはめ込まれている。
海女が採ってきた貝から美しい玉が見つかった。
この作品は現代美術の玉と称されている。
11芸者などの女性の接客業者を指した古い呼び方。現在ではほとんど使われない。
昔の花街では、一人前の玉になるまで何年も修業したという。
12その人の性質や性格を軽んじて評する言い方。「とんでもない玉」のように使われる、やや古めかしい俗語。
彼はなかなかの玉で、誰の言うことも聞かない。
あんな玉に関わって、ろくなことにならない。
13詐欺や策略などの計画の中で利用される、物や資金、人などの一要素。
詐欺グループは、身分証を貸すだけの「玉」を集めていた。
14「玉子」などの語で使われる、卵を表す語。食材としての卵を指す。
お寿司屋さんで甘い玉子を頼んだ。
弁当のすみに小さな玉子焼きが入っていた。
15お好み焼きの種類や一人前を表す言葉の語尾に付く。「豚玉」「イカ玉」のように使う。
豚玉をひとつと、焼きそばをください。
このお店のイカ玉は生地がふわふわで人気だ。
16硬貨を表す接尾語。「十円玉」「百円玉」のように、金額の後ろに付けて硬貨を指す。
自動販売機に百円玉を二枚入れた。
財布の中で十円玉がじゃらじゃら音を立てた。
五百円玉を一枚もらったが、うまく使い道がない。
17貴重で美しいもの、優れたものをたたえて言う古風な表現。「玉の輿」のような慣用句にも見られる。
彼女は玉の輿に乗ったと近所で噂されている。