1「通じる」の文語的な言い方。道や道筋がある場所に達していること、また人と人との意思や気持ちが伝わり合うことを表す。会話より書き言葉でよく使われる。
この山道は険しいが、隣町まで通ずる。
彼の研究は実務に通ずるところが多い。
短い言葉でも気持ちが通ずることがある。
2液体や気流、電流などがある通路を通って流れること。
雨水はこの溝を通ずるように設計されている。
電流はこの配線を通ずる。
3(言葉や説明などが)相手に理解される、わかってもらえること。
教師の説明が、やっと学生たちに通ずるようになった。
長い議論の末、彼の本意が相手に通ずることができた。
比喩を使うと、言いたいことがすんなり通ずることが多い。
4(やや文語的)ある行いや性質が、立派さや高い評価に結びつくこと。
その行為は、人としての徳に通ずると言える。
古い作法をわきまえていることは、教養に通ずるところがある。
5ある分野について詳しい、精通していること。「〜に通ずる」の形で使う。
彼は古典文学に通ずる人物だ。
この分野に通ずる専門家に相談した方がいい。
6(否定的な意味で)敵や相手と密かに連絡を取り合う、内通すること。
彼はスパイと通ずる疑いを持たれている。
裏で敵と通ずる行為は、決して許されない。
7人と気持ちや考えが合い、親しい関係を結ぶこと。「通ずるところがある」の形で使われることが多い。
彼とは趣味が合い、通ずるところが多い。
年齢は違っても、若者の感性に通ずる部分がある。