通る

とおる
他の表記: 透る, 徹る
JLPT:N4
頻度:
1

(道・場所を)ある地点から別の地点へ移動して通り過ぎること。ある道を使って行くこと。

五段動詞自動詞

例文

毎朝、この道を通って学校に行きます。

車が家の前を通った。

この川にかかっている橋を通ると、町へ行けます。

2

(線路や路線などが)ある地点と別の地点を結んで運行すること。また、(路線・便が)その経路を通ること。

五段動詞自動詞

例文

この快速は東京と横浜を通る。

深夜はその路線の電車が通らない。

3

(人が)ある場所を経て部屋や建物の中に入っていくこと(あるいは順に案内されること)。

五段動詞自動詞

例文

面接の順番がきて、候補者は面接室に通っていった。

受付で名前を言うと、奥の部屋に通された。

4

(物が)穴・空間などを通り抜けること。貫通する・突き刺さるように通ること。

五段動詞自動詞

例文

串が肉を通った。

光が窓の隙間を通って部屋に入った。

5

(匂い・液体・影響などが)広がる・浸透すること。物事が全体に行き渡るという意味。

五段動詞自動詞

例文

コーヒーの香りが台所から家中に通ってきた。

雨が屋根の隙間から通って床が濡れてしまった。

6

(声や音が)遠くまで届く、よく響くこと。声が通ると言う表現で使われる。

五段動詞自動詞

例文

彼女は小さい声でも通るので、会場の後ろまで聞こえた。

マイクを使わないと、後ろの席には声が通らない。

7

(情報・注文・指示などが)順を追って上の部署や関係先へ伝わること、あるいは伝えられて実行されること。

五段動詞自動詞

例文

客の注文が厨房に通ったので、料理が作られ始めた。

彼の意見は何度も上司を通って最終決定に反映された。

8

(試験・法案などが)審査を通過する、合格・承認されること。

五段動詞自動詞

例文

彼は資格試験に一回で通った。

その法案は国会を通り、成立した。

9

(人や物が)ある名前・呼び方で知られている、またはそう受け止められること。「〜と通る」の形で用いられる。

五段動詞自動詞

例文

彼は町では『博士』と通っている。

このブランドは品質の高い商品として通っている。

10

(考え・話・筋道などが)筋道が通っている、筋が通る=論理的で理解しやすいこと。

五段動詞自動詞

例文

その説明は筋が通っているので、皆納得した。

その主張は一見分かりにくいが、よく考えると筋は通る。

文章全体の論理が通っていないと読者は混乱する。

11

(意図や気持ちなどが)相手に伝わって分かってもらえること。自分の言いたいことが通じるという意味。

五段動詞自動詞

例文

彼の言いたいことが相手にうまく通った。

難しい比喩は相手になかなか通らないことがある。

12

(外見や表情・態度などが)ある印象を与える、〜のように見られる・受け取られること(『〜に通る』の形)。

五段動詞自動詞

例文

彼は若く通るので、よく学生に間違えられる。

あの格好では経験者に通るかもしれないが、本当の実力は別だ。

13

(木材などの)目や繊維がまっすぐ揃っていること。木目が通っている、という表現などに使われる。

五段動詞自動詞

例文

この板は木目がよく通っているので家具に向いている。

14

(古い語)物事に詳しく、物事の筋道が分かっていること。物事に通じているという意味で使われた。

五段動詞自動詞古語

例文

彼は世事に通る人物だと当時は言われた(古い表現)。

15

(接尾)動詞のます形の語幹に付き、『最後までやりとおす』『徹底する』の意味を表す用法。現代では同義の『〜通す(とおす)』が用いられることが多い。

接尾辞五段動詞

単語の関係

類義語
対義語
派生語
ます形通ります
ない形通らない
た形通った
て形通って
ば形通れば
意向形通ろう
命令形通れ
可能形通れる
受身形通られる
使役形通らせる
使役受身形通らせられる