来月、大学時代の友達の結婚式に出ることになりました。日本で結婚式に出るのは初めてなので、どんな服を着ていけばいいのかよく分かりません。インターネットで少し調べてみたら、白い服はだめだとか、黒すぎてもよくないとか、いろいろなルールがあるそうです。いつもはネットで服を買っていますが、大事な日のための服は実際に着てみたほうがいいと思って、デパートに行くことにしました。
土曜日のデパートはお客さんでいっぱいでした。エレベーターで五階のレディースフロアに上がると、きれいなワンピースやスーツがたくさん並んでいて、どれにすればいいか迷ってしまいました。値段が書いてある札を見るたびに、ため息が出てしまいます。一人で選ぶのは難しそうだったので、近くにいた店員さんに相談することにしました。
「結婚式に着ていく服を探しているんですが、あまり派手すぎないものがいいです」と言うと、店員さんは三着ほど選んでくれました。「こちらのほうがお客様の年齢に合っていると思いますよ。それから、こちらの色はお肌を明るく見せてくれます」と、一着ずつていねいに説明してくれました。
試着室で順番に着てみました。一着目は少し大きすぎて、肩のところがゆるかったです。二着目は色が暗すぎて、結婚式というよりお葬式みたいでした。
三着目はサイズもぴったりで、明るいベージュの色がとても似合っているように見えました。鏡の前で何度も向きを変えてみて、これにしようと決めました。
値段を見てみたら、思ったより高くて、ちょっと迷ってしまいました。でも、結婚式のためだし、これからもパーティーや会社のイベントに着ていけるはずだし、思い切って買うことにしました。店員さんが「本当にお似合いですよ」と笑顔で言ってくれたのも、決めた理由の一つです。
会計のあと、靴も買うかどうか少し迷いましたが、家にある黒い靴でも大丈夫そうだったので、今日は服だけにしておきました。大きな紙袋を持ってデパートを出た時、外はもう夕方になっていて、街の明かりがきらきらしていました。少し疲れましたが、友達の幸せそうな顔を想像しながら、結婚式の日が楽しみになってきました。