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JLPT N2会話

予算の承認を求める

予算増額を正式に要求し、正当化する会話です。

部下

中村本部長、お忙しいところ恐れ入ります。来期のマーケティング予算の件で、ご相談させていただきたいのですが、お時間よろしいでしょうか。

本部長

ああ、提出された資料はすでに目を通したよ。ただ、ずいぶん予算が増額されているようだが、その理由を詳しく聞かせてくれるか。

部下

はい。昨今の市場競争の激化に伴い、これまで通りの広告手法だけでは成果を上げにくくなっております。特にオンライン広告への投資を増やさざるを得ない状況なのです。

本部長

なるほど。確かに競合他社の動きも活発だからな。しかし、これだけの金額を承認する以上は、それなりの成果が求められるぞ。具体的な目標数値は出ているのか。

部下

重々承知しております。新しい広告戦略を実施した上で、来期は売上を前年比で二割増加させる見込みです。新規顧客の獲得数も、現状の一・五倍を目指す計画です。

本部長

二割増という数字は、単なる予測にすぎないのではないかね。市場全体が冷え込みつつある中で、その根拠を見せてほしい。

部下

ごもっともなご指摘です。こちらの資料に基づいてご説明いたしますと、業界内では当社と同規模の他社が、類似の戦略で前年比一・八倍の成果を上げております。

本部長

なるほど、その実例があるのは説得力があるな。ただ、その他社と当社では顧客層も商品ラインナップも違うだろう。同じ手法が通用するという保証はあるのか。

部下

そこは重要なポイントです。先行する他社の事例を参考にしつつ、当社独自の強みを生かした戦略にカスタマイズしておりますので、必ずや結果は出せると確信しております。

本部長

わかった。詳細をもう少し検討した上で、最終的な判断を下すことにしよう。来週までに想定リスクと撤退ラインも併せて整理して、改めて提出してくれ。

— 完 —