子供のころから、ずっと自分のペットを飼ってみたいと思っていました。でも、実家はペット禁止のマンションで、両親も「責任を持って世話ができるようになるまでだめだよ」と言っていたので、飼うことができませんでした。
去年、ペット可のアパートに引っ越してから、ようやくその夢をかなえることができました。保護猫のサイトを毎晩のように見て、ある日、写真の中の一匹の茶色の子猫と目が合ったような気がしました。電話で問い合わせて、何度か面会に行ってから、その子をうちに連れて帰ることにしました。名前は、毛の色と顔の形からなんとなく、ももにしました。
ももは最初、新しい部屋に慣れていなくて、一週間ほどはずっとベッドの下に隠れていました。声をかけてもなかなか出てこないので、本当に心配でした。でも、無理に触らずに、毎日同じ時間にご飯を出すようにしていたら、少しずつ近づいてきてくれました。今では、私が床に座っていると、自分から膝の上に乗ってくるようになりました。
毎朝、ももにご飯をあげてから、仕事に行きます。家を出るとき、ももは玄関までついてきて、じっとこちらを見上げています。「行ってきます」と言うと、にゃあと小さく返事をしてくれているみたいです。
仕事から帰ってくると、ドアの音を聞きつけて、玄関で待っていてくれます。疲れた日でも、ももの顔を見るだけで元気が出てきます。
ペットを飼うのは楽しいですが、大変なこともたくさんあります。毎日ご飯やトイレの世話をしなければなりませんし、爪を切ったり、定期的に病院に連れていったりする必要もあります。旅行のときは、友達か家族に世話を頼むしかありません。先月、ももが急に元気がなくなって、夜中に動物病院まで走ったときは、本当に怖い思いをしました。
それでも、ももがいるおかげで毎日が前より明るくなりました。一人暮らしでも、家に帰ったときに「ただいま」と言える相手がいるのは、思っていたよりずっと幸せなことです。ペットはたしかに家族のような存在だと、今はよく分かります。ももと一緒に暮らせるこの時間を、これからも大切にしていきたいと思います。