形容詞の活用
い形容詞とな形容詞の基本的な活用ルールについて学びましょう。
形容詞の概要
日本語の形容詞には「い形容詞」と「な形容詞」の2つのグループがあります。英語とは異なり、時制や否定を表すために形が変化(活用)します。
活用表
否定、過去、そして接続のて形の活用パターンは以下の通りです。
い形容詞は常に平仮名の「い」で終わります。この最後の「い」を変化させたり、別の文字に置き換えて活用します。
| 辞書形 | 活用形 |
|---|---|
辞書形 (述語) 文の終わり(述語)として使う | |
高いたかい | 高いたかい |
連体形 (修飾) 名詞を修飾する(名詞の前)として使う | |
高いたかい | 高いたかい |
否定形 最後の い を除いて くない をつける | |
高いたかい | 高くないたかくない |
過去形 最後の い を除いて かった をつける | |
高いたかい | 高かったたかかった |
過去否定形 最後の い を除いて くなかった をつける | |
高いたかい | 高くなかったたかくなかった |
ば条件形 最後の い を除いて ければ をつける | |
高いたかい | 高ければたかければ |
副詞用形 最後の い を除いて く をつける | |
高いたかい | 高くたかく |
て形 (接続) 最後の い を除いて くて をつける | |
高いたかい | 高くてたかくて |
否定て形 最後の い を除いて くなくて をつける | |
高いたかい | 高くなくてたかくなくて |
活用例
この本は高い。
これは高い本だ。
この本は高くない。
この本は高かった。
この本は高くなかった。
この本が高ければ、買いません。
彼は高い声で話す。
この本は高くて買えない。
この本は高くなくて安い。
不規則な形容詞: いい (良い)
形容詞「いい」は不規則な活用をします。その活用は古い形である「よい」に基づいています。
「いい」のすべての活用は、い ではなく語幹 よ に基づいています。
| 辞書形 | 活用形 |
|---|---|
辞書形 (述語) | |
| いい | いい / よい |
連体形 (修飾) | |
| いい | いい |
否定形 | |
| いい | よくない |
過去形 | |
| いい | よかった |
過去否定形 | |
| いい | よくなかった |
ば条件形 | |
| いい | よければ |
副詞用形 | |
| いい | よく |
て形 (接続) | |
| いい | よくて |
否定て形 | |
| いい | よくなくて |
否定の普通体 (ではない vs じゃない)
な形容詞や名詞の否定形には、2つの言い方があります。「ではない」は書き言葉や硬い表現で使われ、「じゃない」は日常会話で使われるカジュアルな表現です。い形容詞は「くない」を標準的な否定形として使います。
例文
今日は静かではない。/ 今日は静かじゃない。
このテストは簡単ではない。/ このテストは簡単じゃない。
強調・説明の語 (のだ / んだ)
「のだ」(丁寧・書き言葉) や 「んだ」(日常会話) は、理由を説明したり、詳細を求めたり、強調したりするときに使われます。い形容詞の後にはそのままの形で付きますが、な形容詞の場合は「だ」を「な」に変えてから後に付けます(「〜なのだ」「〜なんだ」となります)。
例文
毎日忙しいのだ。/ 毎日忙しいんだ。
ここが好きなのだ。/ ここが好きなんだ。
名詞用形 (~さ / ~み)
形容詞を名詞に変える接尾辞は主に2つあります。〜さは客観的な程度や測定値(例:具体的な深さや高さ)を表します。〜みは主観的な感覚、味わい、または情緒的な奥行きを表します。ニュアンスによって両方使える言葉も多くあります。
〜さ(程度・測定)
〜み(性質・味わい)
例文
ビルの高さに驚いた。
深い悲しみを感じる。
この公園の静かさがいい。
この果物の甘みを味わって。