名詞の活用
名詞が「だ」を使って「〜である」を表す方法を学びましょう。時制・否定・接続のて形を含みます。
名詞の概要
日本語の名詞そのものは活用しません。「学生」はどんな文脈でも「学生」のままです。では「名詞の活用」とは何かというと、名詞のあとにつく だ(常体)や です(丁寧体)が時制や否定に応じて変化することを指します。
たとえば 学生だ → 学生だった(過去)→ 学生ではない(否定)のように、変わるのは だ の部分だけです。この活用パターンはな形容詞と全く同じです。
このページでは だ を使った常体の活用を扱います。です を使った丁寧体については「丁寧語と普通体」のページをご覧ください。
活用表
以下の表は だ が各時制でどう変わるかを示しています。前の名詞は常に同じままです。
日常の親しい会話、日記、または事実を述べる文章などで使われます。
例語: 学生 (がくせい)
| 活用形 | 例文 |
|---|---|
辞書形 名詞の基本となる形 | |
学生がくせい | 学生は勉強が仕事だ。 |
普通形 名詞の後に だ をつける(文の終わり) | |
学生だがくせいだ | 私は学生だ。 |
修飾形 名詞の後に の をつける(別の名詞の前) | |
学生のがくせいの | 学生の仕事は勉強だ。 |
否定形 | |
学生ではないがくせいではない | 彼は学生ではない。 |
過去形 | |
学生だったがくせいだった | 彼女は学生だった。 |
過去否定形 | |
学生ではなかったがくせいではなかった | その時、私はまだ学生ではなかった。 |
て形(接続) | |
学生でがくせいで | 彼は学生で、毎日勉強する。 |
否定の普通体 (ではない vs じゃない)
名詞の否定形には2つのバリエーションがあります。「ではない」は書き言葉や硬い表現で使われ、「じゃない」は口語的で日常会話で標準的に使われる表現です。
例文
今日は雨ではない。 / 今日は雨じゃない。
これはペンではない。 / これはペンじゃない。
て形(で)による接続
名詞のて形 で は「〜であり」のように名詞節を接続する役割を果たします。文を終わらせずに複数の説明や理由を並べることができ、各 で 節が情報を追加しながら最後の述語まで文が続きます。
例文
彼は学生で、毎日勉強する。
彼女は日本人で、先生だ。
この部屋は静かで、快適だ。