動詞使役形
誰かに何かを「させる」、または「することを許す」表現です。
使役形とは?
使役形(しえきけい)は、誰かに何かをさせる(強制)、または誰かに何かをすることを許す(許容)ときに使われます。日本語では、文脈によって「強制」か「許容」かが決まります。文の構造は、使われる動詞が自動詞か他動詞かによって異なります。
活用ルール
使役形を作るには、動詞の語末を -せる または -させる に変えます。
語末の 「う」段 を 「あ」段 に変えて 「せる」 をつけます。語末が 「う」 の動詞(買うなど)は、 「わ」 に変えます(買わせる)。
| 辞書形 | 使役形 |
|---|---|
く / ぐ / す / つ / ぬ / ぶ / む / る → あ段 + せる | |
待つまつ | 待たせるまたせる |
帰るかえる | 帰らせるかえらせる |
飲むのむ | 飲ませるのませる |
死ぬしぬ | 死なせるしなせる |
遊ぶあそぶ | 遊ばせるあそばせる |
書くかく | 書かせるかかせる |
泳ぐおよぐ | 泳がせるおよがせる |
話すはなす | 話させるはなさせる |
う → わせる | |
買うかう | 買わせるかわせる |
活用例
弟にパンを買わせます。
先生は学生を廊下で待たせました。
友達を早く帰らせてあげます。
自動詞の場合
自動詞(行く、来る、遊ぶなど)を使う場合、動作をする人を助詞 「を」 で表します。[主語] は [動作主] を [動詞使役形]
例文
お母さんは子供をスーパーへ行かせました。
公園で犬を走らせました。
先生は学生を外で遊ばせました。
他動詞の場合
他動詞(買う、食べる、読むなど)を使う場合、動作をする人を助詞 「に」 で表します(「を」が重なるのを避けるため)。[主語] は [動作主] に [目的語] を [動詞使役形]
例文
部長は部下に報告書を書かせました。
妹に私のパソコンを使わせました。
母は毎朝私に牛乳を飲ませます。
許可を求める
「~させてください」 という形は、自分が何かをすることの許可を求める、とても一般的で丁寧な表現です。
例文
自己紹介をさせてください。
気分が悪いので、今日は早く帰らせてください。
少しの間、考えさせてください。
使役受身形
使役受身形(しえきうけみけい)は、「誰かに強制されて何かをする」、または「自分の意に反して何かをさせられる」という、迷惑や強制のニュアンスを表すときに使われます。[私] は [人] に [動詞使役受身形]
例文
友達に一時間待たされました。
カラオケで歌わされました。
母に部屋を掃除させられました。