決定・成り行き

ことにする(自分の決定)とことになる(外的な決定・成り行き)の使い分けを学びましょう。

決定・成り行きの表現

日本語では、自分で決めたことと、外的に決まったことを明確に区別します。

ことにする は個人の意志的な決定を表します:「Xすることに決めた」。主語自身が選択を行います。ことになる は外部の事情・集団の合意・制度的なルールによって決まった結果を表します:「Xすることになった」「Xということになった」。

この する vs なる の対比は、変化の表現(にする vs になる)と同じ構造です。する は主体的な行為、なる は自然に生じた結果を意味します。

ことにする — 自分で決める

動詞の 辞書形 または ない形ことにする をつけて、個人的な決定を表します。

[辞書形] + ことにする[ない形] + ことにする

  • 行くことにする(行くと決める)
  • 食べないことにする(食べないと決める)

過去形の ことにした が最も一般的で、すでに下した決定を報告します。非過去形の ことにする は、今まさに決めているニュアンスです。

進行形の **ことにしている** は「~することを習慣にしている」「~するようにしている」という意味で、自分で決めて維持している習慣や方針を表します:毎日野菜を食べることにしている。

例文

  • 来年、日本に留学することにしました。

  • 毎朝ジョギングすることにした。

  • 今日は早く寝ることにします。

  • あの店には二度と行かないことにした。

ことになる — 決まる・そうなる

動詞の 辞書形 または ない形ことになる をつけて、外部の事情や状況によって決まった結果を表します。

[辞書形] + ことになる[ない形] + ことになる

  • 転勤することになった(転勤が決まった)
  • 参加しないことになった(不参加が決まった)

過去形の ことになった は、会社・学校・グループなどが決めた結果を伝える際に非常によく使われます。自分が決定に関わっていた場合でも、ことになった を使うことで個人的な選択ではなくグループの結果として伝えることができ、これは日本語でよく見られる婉曲表現の一つです。

進行形の **ことになっている** は「~というルール・慣習になっている」「~という手はずになっている」という意味で、確立された規則・慣習・取り決めを表します:日本では靴を脱ぐことになっている。

例文

  • 来月から大阪に転勤することになりました。

  • 新しいルールで、ここでは喫煙できないことになっている。

  • 結局、会議は中止することになった。

  • 私が発表することになりました。

ことにする vs ことになる — 主体性と結果

核心的な違いは 誰が決めるか です:

  • ことにする: 自分が決めた(個人の主体性)。
  • ことになる: 決まった・そうなった(外的な結果)。

下の最初の2つの例を比べてみましょう。どちらも日本に行く結果は同じですが、ことにした は「自分でそう決めた」、ことになった は「そういう成り行きになった」(会社の都合や状況の流れなど)という意味になります。

進行形も同じ対比を示します:
  • ことにしている = 自分の意志で維持している個人的な習慣・方針。
  • ことになっている = 他者が定めた確立されたルール・慣習・取り決め。

実際には、自分の決定でも ことになる を使うことで、謙虚に聞こえたり、押しつけがましさを避けたりすることがよくあります。

例文

  • 日本に行くことにした。

  • 日本に行くことになった。

  • 毎日運動することにしている。

  • 毎日六時に起きることになっている。

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