時間の接続表現
「ながら」「間に」「前に」「後で」「てから」「とき」など、時間関係を表す接続表現を学びましょう。
動作の時間関係を表す
日本語には、動作の同時性・順序・タイミングを表す様々な表現があります。て形で動作を繋げる(食べて寝た)こともできますが、このページの表現を使えば、より正確に時間関係を示せます。
- ながら — 同時に行う
- 間/間に — ある期間中に
- うちに — 状態が変わる前に
- 前に — ~する前に
- 後で — ~した後に
- てから — ~してから(厳密な順序)
- とき — ~するとき/したとき
ながらは二つの動作を同時に行うことを表します。ます形の語幹(ますを取った部分)に付けます。
[ます形語幹] + ながら + 主動作
ながらの前の動作が副次的(背景の動作)で、後の動作が主たる動作です。両方の動作の主語は同じでなければなりません。
- 聞きながら ← 聞きます → 聞き
- 食べながら ← 食べます → 食べ
例文
音楽を聞きながら勉強します。
歩きながら話しましょう。
テレビを見ながらご飯を食べないでください。
働きながら大学に通っています。
間(あいだ)は「~している間」という期間を表します。二つの形があります。
- 間(にナシ):副次的な動作が期間全体にわたって続く
- 間に(にアリ):一回の動作が期間中のある時点で起こる
[動詞普通形/名詞+の] + 間/間に
ながらと違い、二つの動作の主語が異なっても使えます。
例文
私が買い物をしている間、子どもは公園で遊んでいました。
夏休みの間、毎日海に行きました。
授業の間、静かにしてください。
電車に乗っている間に本を読みました。
うちには「(今の状態が続いている)うちに」という意味で、状態が変わる・なくなる前にというニュアンスを含みます。急がなければという切迫感があります。
[動詞普通形/い形容詞/な形容詞+な/名詞+の] + うちに
- 若いうちに — まだ若い間に
- 忘れないうちに — 忘れる前に
- 明るいうちに — まだ明るい間に
例文
若いうちにたくさん旅行したい。
忘れないうちにメモしておこう。
明るいうちに帰りましょう。
元気なうちに好きなことをしたほうがいい。
前に(まえに)は「~する前に」を表します。前にの前の動詞は、主節の時制に関係なく常に辞書形を使います。
[動詞辞書形/名詞+の] + 前に
- 寝る前に — 寝る前に(寝た前に は✕)
- 食事の前に — 食事の前に(名詞+の+前に)
例文
寝る前に歯を磨きます。
日本に行く前に日本語を勉強しました。
食事の前に手を洗ってください。
出かける前に天気を確認しましょう。
後で(あとで)は「~した後で」を表します。後での前の動詞はた形を使います。
[動詞た形/名詞+の] + 後で
- 食べた後で — 食べた後で
- 授業の後で — 授業の後で
後では比較的ゆるい順序を表します。後の動作は前の動作の後のいつかに起こりますが、必ずしもすぐ後とは限りません。
例文
仕事が終わった後で、飲みに行きましょう。
ご飯を食べた後で散歩します。
授業の後で先生に質問しました。
映画を見た後で感想を話しました。
てからは「~してから」で、厳密な順序を表します。最初の動作が完了してから次の動作に移ることを強調します。て形に「から」を付けます。
[動詞て形] + から
- 食べた後で散歩する — 食べた後に散歩する(タイミングはゆるい)
- 食べてから散歩する — まず食べて、それから散歩する(順序が厳密)
てからは「先にこちらを済ませてから」という意味合いが強いです。
例文
手を洗ってから食べてください。
よく考えてから決めます。
日本に来てからもう三年になります。
卒業してから何をするつもりですか。
ときは「~するとき」「~したとき」で、時点を表します。
[動詞普通形/い形容詞/な形容詞+な/名詞+の] + とき
- 辞書形+とき:その動作がまだ起きていない時点 — 行くとき(行く途中・行く前)
- た形+とき:その動作がすでに起きた時点 — 行ったとき(行った後・着いた時)
この時制の違いで意味が大きく変わることがあります。
例文
日本にいたとき、毎日ラーメンを食べました。
子どものとき、よく川で遊びました。
困ったときは、いつでも連絡してください。
暇なとき、何をしますか。